こんにちは、風馬(ふうま)です。
今回は転職のために、引っ越し一括見積サイトを利用したところ、思わぬところで騙されかけたので、その内容を紹介します。
引っ越し代を安くするために一括見積サイトを使ったのに、ライフラインの契約等でぼったくられないようにしましょう!
(単発の引っ越し費用より、固定費のライフラインはダメージ大きいです。。。)
ライフライン(Wi-Fi・電気など)は、 自分で直接契約 しよう!
何に騙されかけた?:ライフライン仲介業者
元凶は、アート引越センターから紹介された「株式会社ヴィジット」です。いわゆる、悪質な仲介業者(※1)だと思われます。
(僕には、電力会社・Wi-Fi固定回線・ウォーターサーバーの案内がありました。)
(※1 法的にはセーフですが、道徳的にはグレーな商売をしているという意味です。)
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最初の連絡から、罠に気付くまで
大まかな流れ
- 引っ越し一括見積サイトで、申し込み。
- アート引越センターから電話あり。
後に提携先の会社(電気などの紹介)から連絡があると伝えられる。 - 数時間後に株式会社ヴィジットから着信。
- 聞いたことのない電気会社を紹介される。
- 自分で調べるために一度電話を切る。【神業】
→ ヤバい案件だと気付く! - 再度電話をかけなおし、内容の確認→丁重にお断り。
紹介内容①:電力会社「ニチデン」
ニチデンの事業会社は、HTBエナジー㈱。聞きなれない会社名かもしれませんが、旅行代理店で有名なHISグループの中の一社です。
ただ、HTBエナジー㈱がクソ会社なわけではないので誤解しないでください。同会社が運営するHISでんきは万人にオススメできるレベルの電力会社ですし、実際に僕も申し込み直前まで行きました。(実際に契約したのはLooopでんきですが 笑)
ここで、善良なHISでんきの料金体系と、あくどいニチデンを比べてみましょう。東京電力で30A(一人暮らしの標準)の契約だと以下のようになります。
【基本料金】 (円/1契約) |
【従量料金】 (円/1kWh) |
~120kWh | 120~ 300kWh |
300kWh~ | |
ニチデン | 815.10 | 25.77 | 25.16 | 23.43 | |
HISでんき | 815.10 | 18.89 | 25.16 | 29.04 | |
東京電力 | 858.00 | 19.88 | 26.46 | 30.57 |
※2019/11/13時点。 ニチデンの料金表(→コチラ) HISでんきの料金表(→コチラ)
表の料金体系で、株式会社ヴィジットの電話口では「電気料金5%off」と謳っていました。
うん…基本料金だけじゃねぇかw
従量課金制の部分は、表の東京電力のところを見て頂ければ分かりますが電気をたくさん使うほど、料金が高くなるというのが普通です。HISでんきはこの部分も一律5%offなので、非常に優秀!!
(環境に優しくないと、お財布にも優しくないということですね。)
一方で、ニチデンは電気を使えば使うほど安くなる設定。(普通とは真逆)
すなわち、電気使用量が少ない一人暮らし家計にとっては、120kWhまでの割高な従量料金ぶんの電気料金を無駄に払うことになります。
めちゃくちゃたくさん電気を使う方なら話は別ですが、単身者の99.99%はニチデンを契約するメリットは皆無と言えるでしょう。
紹介内容②:Wi-Fi「Softbank光」
株式会社ヴィジットで紹介できるWi-Fiは、Softbank光だけだと言われたので即座に断りました。笑
これは僕がクソ大手キャリアが嫌いなのもありますが、自分でネットから高サービス・低料金なWi-Fiを契約できるだけの能力(ググればOK)があるならわざわざ契約する価値はありません。
大手キャリアは、キャッシュバックキャンペーンとかでお得感を醸し出すことがありますが、それにかかる人件費・広告費は月々の価格に折り込まれてますし(だから高い) 相変わらず、極悪システムの「2年縛り」も健在です。
何故か3年目から料金が上がるので、解約手数料(9,500円!)がかからない1か月間を狙い撃ちして、各Wi-Fi会社の料金・キャンペーン情報を収集し、乗り換えるという無駄な手間がかかります。これを2年ごとにやりたいですか?
そんな風に心も消耗させながら、Wi-Fiを契約する必要はないですよね。
ちなみに、僕が契約しているのは「enひかり」です。
月々の料金が大手よりも安く、縛り期間もなし!お金の面では何の文句もありません。
ただ、小規模な会社なので各手続きが主に電話です。この点は人によって面倒に感じるかもしれません。
僕も実際に何度か電話で問い合わせをしていて、「WEB上で手続きできればいいのになー」と思うことがありましたがenひかりの皆さんの電話対応はとても気持ちよく、「また何かあったら電話しようかな」と思うレベルです。
今まで付き合った会社のなかで最も電話対応の教育が行き届いているのではないかとひそかに思っています。笑
はじめは、ネット経由でよく分からないWi-Fi会社と契約するのは怖いと感じるかもしれませんが、enひかりなら電話でのアフターフォローもばっちりですので、次の2年縛りのタイミングで乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
紹介内容③:ウォーターサーバー
これはWi-Fiよりも素早く、秒で断ったので具体的な名前は聞いていません。(すみません)
ウォーターサーバー界隈では、「本体レンタル代無料!」とかがありがちですが、ある程度の期間は水の配達を解除できなかったりと、しっかり業者が儲かる仕組みを作り上げてあります。
また、ウォーターサーバー自体無くても問題ありません。むしろ邪魔だとさえ言えます。
- 場所をとる。
→クソ邪魔w - 掃除が必要。
→クソ面倒w - 家まで水を届けてくれる。
→AmazonでOK! - 冷水・熱湯がいつでも出る。
→冷蔵庫・電気ケトルでOK!
こういう類のものを言われるがままに契約してしまうと、解約しようにも非常に面倒なので、今回の僕のように「話すら聞かずに断る」のが最善でしょう。
再度、確認とお断りの電話
ニチデンとHISでんきをしっかり比較検討して、料金プラン表をパソコンに表示した状態で株式会社ヴィジットに電話をかけなおしてみました。
(あくまで、どんな対応されるかな?という興味本位ですw クソ業者に用はないですし。)
「ニチデンは一人暮らしに不向きだよね」っていう事実だけをやさしーく伝えてみたところ、担当の人も、紹介してるのがどういう商品か知っていた様子で…最後の方には申し訳なさそうな感じで、声が消え入るように小さくなっていきました。
(僕も悪いことしたかなーと、ちょっと反省。。。)
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騙されないために:知識武装しておこう
「必要な時に調べればいいやー」って考えて、今の自分に関係ない(と思い込んでいる)ことについて、平気で無知でいることが僕も多くあります。しかし、 “ただ知らなかった” ことが原因で、詐欺師の甘い言葉に気付けないのはめちゃくちゃ危険です。
今回は、前もって電力会社をちゃんと比較検討していたので九死に一生を得ました。また、過去に失敗した経験から契約の時に即決せず(面倒ですけど)家で一人で考える時間をとったこともよかったです。
何かしら手続きとか、お金が大きく動くこと(固定費も含む)については前もって知識武装してから交渉の場に臨むようにしましょう。そして、知識武装のお手伝いができる記事をこのブログで更新していくので他の記事や新しい記事を読んでいってもらえると嬉しいです!
PS:今回のような電話でぼったくられてくれる人たちのおかげで、僕たちは安く引っ越しができているのかもしれませんけどね。笑
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それでは、また!