僕が選挙に行かない理由
→【結論】メリットが無いから
- 自分の1票には、何の影響力もない(リターン0)
- なのに、「前もってリサーチ」「当日の行動」というリソースが必要
要は「投下するリソースに、見合うリターンがない」ので、選挙に行くメリットがないってこと。
この場合、”合理的無知” を決め込むのが正解になります。(あとで解説します)
実際、僕はこれまで1度も選挙に行ってません。
※最初に断っておくと、「選挙に行かないこと」を他の人にも推奨する意図はありません。
あくまで、僕はこう考えるよって話。
また、(自分に関係する)決定した政策は調べるので、政治に関心は持ってます。
「こんな考えの人もいるんだなぁ」って、気軽に読んでもらえると嬉しいです^^
もくじ
「投票」には、メリットがない
- 自分の1票には、なんの影響力もない(リターン0)
- なのに、「前もってリサーチ」「当日の行動」というリソースが必要
- “合理的無知” がベスト
自分の1票には、なんの影響力もない(リターン0)
1票を投じても、選挙結果には無関係です。
だから、誰に投票しても
- 直接の利益
- 社会・未来を変えてる実感
が得られないんですね。
政治に自分なりの意見を持って、それを反映させたいと望んでも、自分の「投票」には実質的になんの影響力もない。
なのに、「前もってリサーチ」「当日の行動」というリソースが必要
リターンが0なのに、1票を入れるには
- 前もって候補者・公約をリサーチ
- 当日、投票所まで行く
など、かなりのリソース(時間・労力)が必要。
特に “時間” は、過ぎ去ると取り戻せない大切な資産です。
仮に、投票のために2時間(リサーチ・当日の行動に各1時間)かけたらなら、6,000円分のリソースを使ったことになります。
ここまでして、投票に手間暇かける価値ってあるんでしょうか?
“合理的無知” がベスト
ここまで説明してきたことは “合理的無知” という経済理論で説明できます。
“合理的無知” とは
- あることを知って得られるメリット
- それを知るためのコスト(時間・お金)
を合理的に考えて、メリットよりコストが大きいなら「知る価値はない」と判断して、リサーチしないこと。
つまり、
- 知っても意味がないこと
- 知るのが大変なこと
は、「知らねー」で済ませるのが合理的だよね!ってこと。
選挙では、コスト(時間・お金)を政策の評価に使っても、得られるメリットは限りなくゼロに近いです。
本気で投票先を選ぶには、政治・経済の深い理解が求められます。
わざわざ時間を割いて、新聞の政治経済面・専門雑誌を毎日読む必要があるかもですね。
でも、自分の1票が選挙結果を変える確率は、ほぼ0です。
よって、政策を評価する行動から期待できるメリットは、かぎりなく小さいってことになりますね。
これだと貴重な自由時間で、政治・経済の勉強をする意味がありません。
だから「選挙より、ゲームの方が楽しいわw」とか思って、難しいことは考えず無知であることを選ぶ人が大多数なんですね。
Ad
「決まった政策・制度を知る」のは、メリットがある
ここまでで説明したように、合理的に考えてメリットがないので「投票」はしません。
でも、決まった「政策・制度」は、しっかりリサーチします。
たとえば、こういうの↓
- 各種手当
- 税金の改正
完全に “知らぬ・存ぜぬ” だと、自分が困ったり、損をします。
なぜなら、
- 決まった政策・制度をリサーチして
- 自分に関係するものをピックアップして
- 日々の行動に反映させ
- 得する(損しない)ように立ち回る
のは、すごくメリットがあるからですね。
このとき、「政策・制度」に多少の不満はあっても、文句は言わないようにしてます。
自分は「投票」してないので、文句を言う権利はないからですね。
Ad
反論に答えます
だから行かないんだ^^
って言うと、たいてい反論されるので…ここで答えます。
「社会の全体最適」と「個人の正解」はマッチしないこともある
自分の1票を疎かにするな!
こういう意見は、頭では理解してます。
教科書でも習いましたしね。
これに答えると、
でも、”僕は” 行きません。
こうなります。
なぜなら、「社会全体」と「個人」のリターンは逆になる場合があるからですね。
ざっくり、こんなイメージ↓
- 「社会全体」ではみんながルールを守るのが理想でも、
- 「個人」レベルだとルールを破れば得することもある。
※実際は、(法律とか)重要なルールを破ると罰則が用意されてる。
罰則があるから、ルールを破って得する以上に損が大きくなり、みんながルールを守るようになってる。
「社会全体」では、みんなが選挙に関心をもって、投票率100%が理想。
でも僕「個人」レベルだと、選挙権を無駄にして投票にかかる時間を別のことに使う方が得なんですね。
だから、ネットで投票できるようになっても、リサーチの手間は変わらないので投票しません。
極論、投票しないと罰則がある(懲役・罰金など)なら、絶対に選挙に行きます。
(とはいえ、投じるのは白票ですが 笑)
「選挙割」は、割に合わない
“選挙割” とは
投票後、投票済証明書・投票所で撮った写真がクーポン代わりになって、参加店(飲食店・専門店)でオトクなサービスを受けれるイベント。
僕は「割引があるから」って理由で、外食に行くのが嫌いです。
本気で行きたい店なら、割引が無くても足を運びますよね。
“割引なしじゃ利用しないレベルの店” に行くより、もっと有意義な過ごし方があるはず。
これは、店側が “選挙割に参加する理由” を考えても明らか。
まさか慈善活動のために、選挙割に参加してるわけないですよね。
つまり、選挙割に参加すると店側は儲かるってことです。
マーケティングの一環として選挙割を活用すると
- 単発の利用客が増えて
- 何人かはリピーターになってくれる
- しかも、影響力が大きいわりにコストは安い
このように、選挙が来店動機になって店の認知度が高まるので、ビジネス的に◎なんですね。
このようなマーケティングの策に嵌らないためには、セール・期間限定ポイントへの対処法が役に立ちます。
具体的には、
- 割引されてなくても欲しいか
- 「割引後の価格」が「定価」でも買うか
- 期限が切れそうなポイントを使うために、無理に欲しいモノを探してないか
を考える、つまり「それは本当に欲しいモノか?」を意識すべきなんですね。
- 割引だから安い
- 今を逃すと、損しちゃう
こんな基準でお金を使うのはバカげてるし、得じゃなくてむしろ損する場合がほとんど。
まとめ:選挙は行かないけど、決まった政策への興味は持っていきたい
「投票」は
- リターンがない(自分の1票には何の影響力もない)わりに
- リソース(主にリサーチ・当日の行動に必要な時間)が大きい
ので、合理的にメリットなしと考えて行かない。
でも、決まった「政策・制度」をリサーチして、得する(損しない)ように立ち回るのは、自分のリターンに直結する。
つまりメリットがあるので、政治にはこれからも興味を持っていきたい。
もちろん「投票に行かないこと」は、社会通念的に “悪いこと” なんだろうけど…
個人の利益って点では、行かない方がトータル得だと僕は考えてます。
僕にとっての選挙って「天気予報に近い感覚」があって
天気って
- 自分の思い(晴れろ!・雨降れ!・台風カモン!など)
- 世の中の動き(実際の天気)
この2つは関係なく、自然現象としての結果(天気)があるだけ。
まさか、世の中の動き(実際の天気)をコントロールするために行動する人なんていないでしょう。
でもみんな、天気が “どうなるか” には興味があります。
なぜなら、
- 午後は雨らしい
→折りたたみ傘を持っていこう - 夜に冷え込むらしい
→厚着していこう
という感じに、情報(天気予報)によって行動を変えるからですね。
一方で、
- 風がちょっと強くなりそう
- 波が高くなりそう
みたいな、自分にとってどーでもいいことなら、その情報はスルーします。
「実際の天気(晴れor雨など)」に対してと同じように、僕は「投票先」にも自分なりの意見を持ちません。
でも、「天気予報」が気になるように、「決まった政策・制度」には興味があります。
どちらも、自分の生活・行動に影響する情報が含まれるからですね。
とまぁ、僕の選挙・政治へのスタンスはこんな感じです。
最初にも書きましたが、「選挙に行かないこと」を他の人にも推奨する意図はないので、ご容赦ください。
こんな記事を、最後まで読んでくれたあなたに感謝を!