こんにちは、風馬(ふうま)です。
国立大(薬学部)を卒業しています。
ただ、僕も受験生の時は「こんなに勉強して、意味あるのかな??」とか考えて、勉強する気を萎えさせたりしてました。
ぶっちゃけ「将来のため~」とか漠然としたメリットを思い浮かべても、受験勉強のやる気って起きにくいんですよね。
そういう時は、
- 受験勉強の時給
- お金以外の価値
という具体的なメリットに思いを巡らせると、「やる気でないーw」とか言ってる場合じゃなくなりますよ!
もくじ
受験勉強の時給は3万円!
単純に、次の2つの数字
- 高卒or大卒の生涯賃金の差(6,000万円)
- 受験のための勉強時間(2,000時間)
をわり算するだけで、受験勉強は時給3万円と計算できます。
生涯賃金は高卒or大卒で6,000万円違う
卒業~60歳まで、正社員として働いた生涯賃金は
- 男性:[大卒]2億7,000万円・[高卒]2億1,000万円
- 女性:[大卒]2億2,000万円・[高卒]1億5,000万円
※参考:ユースフル労働統計2019-労働統計加工指標集-生涯賃金など生涯に関する指標│独立行政法人労働政策研究・研修機構
と、高卒or大卒で6,000万円ほどの差があります。
受験勉強は2,000時間でOK
受験勉強の時間は、自習時間のみで考えるのが普通です。
(授業・宿題の時間は受験しなくても必要ですよね。)
この受験勉強を
- 1年間(高2冬~本番までの、およそ50週間)かけて
- 週40時間(平日4時間×5日・休日10時間×2日)ほど
取り組めば、トータル2,000時間くらいですね。
受験勉強をたった2,000時間するだけで、生涯賃金が6,000万円もアップ。
つまり、受験勉強の価値は時給3万円(=6,000万円÷2,000時間)!
99.9%の人にとって、受験勉強がコスパNo.1な稼ぎ方かも。
Ad
実は、お金以外の価値の方が大きい
さて、そんな最強コスパの受験勉強ですが、実はもっと大きな(お金以外の)価値を、僕たちに授けてくれます。
「受験するorしない」はマジで人生変わる
“どんな人生を過ごすか” に大きなインパクトがある要素は、影響が強い順に
- 住む場所
- 付き合う人間
- 時間の使い方
と言われます。
これらの1つを変えるだけでも、大きく人生が好転します。
※たとえば、”夜型→朝型になる(③時間の使い方)” など。
どれか1つ変えるだけでもインパクト絶大ですが、「受験するorしない」では3つともガラリと変化します。
つまり、高卒or大卒では人生が変わるんです。
[1]住む場所:ずっと地元or都市圏に出る
書籍『年収は「住むところ」で決まる─雇用とイノベーションの都市経済学』で、統計データから低学歴ほど地元にとどまる傾向が紹介されています。(※アメリカのデータです)
アメリカ全体で、30歳までに生まれた州(日本でいう都道府県)を出る割合は
- 大卒:50%
- 高卒:27%
- 高校中退:17%
と、低学歴ほど地元から出て行かない。
一方で大卒は「専門的な仕事に就くため」に地元から出ていく人が多い。
なぜなら、労働市場の規模が
- 専門職:ほぼ国単位(主に都市圏)
- 非専門職・肉体労働:地域単位で完結
って感じで、全く違うから。
僕の周りでも、この傾向は大きいですね。
大卒でも地元に就職した人は、(医療職など一部の専門職を除いて)非専門的な仕事に就いているのがほとんど。
このように、地元から出て専門職(大卒)として働くようになると “②付き合う人間” にも変化が生まれます。
[2]付き合う人間:狭くて限定的or豊かで幅広い
ここからは高卒で地元から出ない人を「マイルドヤンキー」として考えていきます。
(ちょっと極端だけど、この方がイメージしやすいので。)
マイルドヤンキーの特徴は、ざっくりこんな感じ。
- 都会に出るより、地元で仲の良い友人・家族と暮らしたい
- 勉強キライ(ゆえに低学歴)
- 結婚・出産が早い(デキ婚率も高め)
- でかいミニバンを乗り回し、イオン・ドンキで買い物(消費は旺盛)
- スマホは使うが、ITリテラシーは低め
- 見た目はヤンキーっぽいが、中身は良い人
地元に根付くマイルドヤンキーの付き合う人間は自分と似た境遇の、狭く限られたコミュニティになりがち。
- 友人:地元のイツメン(いつものメンバー)とだけつるむ
- 結婚相手:イツメンor職場(近所)の人
いわゆる、中学から地続きの生活で半径5kmで完結する人生。
ITリテラシーも低いので、ネットの交流もほぼ皆無です。
一方、大卒でそれなりの規模の会社に就職するだけで
- 高校までの友人
- 大学の学部・サークル・バイト仲間
- 会社の同期
と、バラエティに富んだ複数のコミュニティを持つことになります。
もちろん、人間関係は量(知り合いの数の多さ)より質(1対1の深い付き合い)の方が大切です。
それでも、地元のイツメンに依存した状態(マイルドヤンキー)より、大学時代・社会人になってからのコミュニティも持っている(大卒)方がトータル豊かではないでしょうか。
[3]時間の使い方:娯楽or自己投資
大学に進学しないのは、高3の時間を受験勉強(自己投資)じゃなくて娯楽に費やすってこと。
たとえば、高卒は大卒よりも
- 働く年数は長いけど、生涯賃金は安い
- 早期リタイア(FIRE)のハードルが高くなる
というように自由時間・稼ぐお金が、ともに少ないのが現実。
- 高卒:高3(1年間)は遊べる、その後はフルタイム労働
- 大卒:大学生活(4年間)を満喫し、フルタイム労働へ
高3(1年間)で遊ばずに受験勉強という自己投資をすれば、大学(4年間)の自由時間にいろんな体験ができます。
ざっくり5,000万円ほど、有価証券(投資信託・ETFなど)を持てばFIREが可能。
でも、
- 高卒:世帯収入・ITリテラシーともに低め→蓄財しにくい
- 大卒:世帯収入・ITリテラシーともに高め→蓄財に有利
実際、大卒共働きのパワーカップルくらいで、FIREが現実味を帯びてきます。
FIREするorしないで、自由な時間の差は10年単位で広がります^^
つまり、受験勉強は一生涯メリットが続く自己投資として機能するんですね。
また、受験生活を通じて「目の前の娯楽に流されず、自己投資(勉強)できる力」が身につきます。
そうすると大学生・社会人になってからも、ただ娯楽(ダラダラYoutube・SNSを徘徊するとか)に流されず、自己投資(Kindleで読書・ジムでトレーニングなど)を取り入れて過ごしていけます。
Ad
まとめ:受験勉強をやらないのは大損!
- 受験勉強の時給(なんと3万円以上!)
- お金以外の価値(住む場所・付き合う人間・時間の使い方)で、人生が変わる!
以上をトータルで考えれば、受験勉強をやらないのは大損です。
高卒or大卒の生涯賃金の差(6,000万円)は、子供2人育てるのに必要なお金に匹敵します。
そのお金でFIREすれば、たくさんの自由時間も謳歌できますね。
ちょっと高3の1年間遊ぶのを我慢して2,000時間ほど勉強するだけでこれだけのお金・時間が手に入るんだから、受験勉強に「やる気でないーw」とか言ってる場合じゃないですよ!