こんにちは、風馬(ふうま)です。
本業はサラリーマン(MR:製薬企業の営業)として働きつつ、副業でブログを書いています。
※入社8ヵ月で転職して、現在は病院薬剤師をしています。
副業といえば、安く仕入れて、高く売って、その利ザヤで稼ぐ、いわゆる “せどり” も有名ですよね。
僕も「せどりでガッツリ稼げないかな?」と考えてリサーチしましたが、自分には「ブログの方が合ってる」という結論に至り、せどりはやらないことに決めました。
今回の記事では、
- 僕がせどりをやらないと決めた理由
- どんな人がせどりに向いているか
を解説します。
副業でせどりやブログに興味があるけど、何をしようかな?
と思っている人は参考にしてみてください。
もくじ
せどりをやらない理由①:再現性の高さ
せどりは、とても再現性が高いです。
せどりの業務内容
だいたい、せどりで考えることは以下のポイント。
- どこから
- 何を
- いくらで仕入れて
- どこで
- いくらで売るか
もう少し具体的にすると
- 単価 (商品1コあたりいくらで売れるか)
- 利益率 (単価の何%が純粋な儲けか)
- 回転率 (商品が売れる頻度)
- ライバル(競合の存在)
これらをツールを駆使してリサーチするという、とっても地道な作業です。
このように、せどりは特別なスキルが不要なので再現性が高いです。
(「せどり やり方」でググればたーくさんヒットします)
せどりを新しく始める人にとって、再現性が高いことはお手軽感もあり魅力的に映るでしょう。
しかしこれは同時に、誰でも根気さえあればできてしまうというデメリットでもあります。
つまり競合がひしめく世界だということです。
(※本当に稼いでいるセドラーはノウハウを決して教えません。高額なせどり塾は合法詐欺なので気を付けましょう)
再現性が高い仕事は消耗戦(スキルが育ちにくい)
せどりの「再現性の高さ」≒「専門性の低さ」は、みんな同じなので簡単にマネできます。
なので、価格競争などの消耗戦になりやすいです。
こういう副業をいくら頑張ったところで、スキルもほとんど育ちません。
このように考えると、どうせ副業をするなら
他人からマネできない事業の方が魅力的ですよね!
わざわざ、副業で再現性の高いせどりをする必要はないですね。
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せどりをやらない理由②:付加価値をつけにくい
せどりに付加価値なんてない
せどり(≒転売)で、お客さんが求めることは何でしょうか。
主な出品先がAmazon・メルカリで、誰から買っても同じ商品なら
『1円でも安いこと』が、お客さんにとっては重要ですよね。
(※限定商品なら話は別ですが、それは最早ハンドメイド副業ですし)
「値段が高くても買いたい!」は、商品に付加価値がないと無理。
つまり、セドラーなら(初心者でも玄人でも)100%無理です。
僕も実際、Amazonマーケットプレイス(Amazon上の個人店)を利用しますが、いつも最安値の商品を選びます。
時々、メッセージカード付きのことがあり
ほっこりした気分になって、大事に保管してましたが…
結局1度も見返すことはなく、店の名前は1つも覚えていませんね。
このように、せどりでは1円でも安くすることでしかお客さんの真のニーズは満たせません。
たとえメッセージカードなどで満足させても、次の購入には繋がらないので無意味です。
すなわち、せどりに付加価値は無いのです。
こういう仕事は、大組織(規模で勝負できる)や、AI(ビックデータを活用)にとって非常においしい分野なので、個人の力では限界が来ます。
今の時代は、付加価値を生み出してなんぼ
仕事でお金がもらえるのは、その仕事を通して誰かに価値を与えたからです。
この当たり前のことが、時給(アルバイト)・月給(サラリーマン)で稼ぐときは意識から抜けがち。
《1時間働いた ⇒ 1,000円GET》ではなく、
《1時間働いた ⇒ 1,000円以上の価値を勤務先に与えた ⇒ 1,000円GET》なんですね。
せっかく副業するなら、付加価値を中心に考えましょう。
ほとんどの人にとって、時給の考え方は本業で十分なはずです。
せどり(≒転売)は『他人が作った商品(≒付加価値)を使って、価格のゆがみを突いて差額を儲けるだけ』なので、付加価値がほぼ0でしたね。
そんなことをするくらいなら
- 情報発信(ブログ・Youtube・SNS)
- クリエイター(プログラミング・動画編集・イラストなど)
これらで、自分だけの価値を作る方が魅力的ではないでしょうか。
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せどりが向いている人:労働収入的に現金が欲しい
散々せどりについて悪く書きましたが、ここからは「せどり向きのタイプ」を解説します。
まず比較として、僕が副業でやりたいことは以下
- 自分だけの付加価値を生み出したい
- 再現性のないことに取り組みたい
- ストックビジネスを作りたい
まとめると『誰にもマネされず、不労所得が欲しい。』ということです。
逆に、せどり向きのタイプは以下の考え方がしっくりくる人かと。
- 付加価値より、市場分析が好き
- 再現性があり、愚直に実行したらきちんと成果(収入)が欲しい
- 労働収入的でも、キャッシュフローが欲しい
このように、労働的でも「ガンガン稼いでいきたいぜ」ってタイプなら、副業でせどりをするのは全然アリですね。
ちなみに、労働的な副業なら「アルバイトと変わらないじゃん!」と思うかもしれませんが、収益の上限が違います。
アルバイトで時給以上稼ぐのは不可能ですが、せどり(個人事業主)なら稼ぎに上限はありません。
収入の上限がない点では、せどりは素晴らしいです。
(※他の副業も収入に上限がないので、せどりを選ぶメリットにはなりませんが)
それでもせどりを始めたい方は、せどりは「労働収入的な稼ぎ方だ」ということは最低限知った上で始めてみましょう。
当たり前ですが、せどりでは仕入れをやめると収入が途絶えます。
つまり収益が軌道に乗っても、作業をやめたら収入が0になるんですね。
僕はせどりで消耗するほど人生暇ではないので、せどりはやりたくないですね。
まとめ:まだ興味があるならやってみよう
副業の一角を担うせどり。
仕入れ先と販売先の価格差、商品の流れを分析し
労働的なキャッシュフローが欲しい人には向いている。
しかし再現性が高く、付加価値はほぼ0。
なので、せどり界でオンリーワンにはなれず、あくまで価格競争の世界。
これらを理解した上で「やっぱり、せどりやってみたい!」と感じるなら、挑戦してみましょう。
なんだかんだ言っても、実際に稼げると楽しさもあるでしょうし、せどりが天職かもしれないからです。
僕は、(この記事も含めて)自分の考え・体験を発信して、
- 僕にしかできない価値を届けること
- ささやかな報酬を得ること
この2つを目標に、副業ブログを書いているので、せどりはやらないと決めました。
ですので、この記事があなたにとってせどりや副業のことで参考になれば、望外の喜びです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!