こんにちは、風馬(ふうま)です。
「プログラミング」2020年から小学校でも必修化されて、気になる分野ですよね。まだまだプログラマーは足りていないようで、全くの未経験者でもプログラマーとして就職できたり、ある程度になれば年収800万くらい稼げたりと夢のある世界のように言われています。
今回は、そんなプログラミングを完全初心者の僕が無料学習サイトで勉強してみて、感じたことをお伝えします。「プログラミングに興味はあるけど、どうすればいいの?」という人の参考になれば幸いです。
それでは、いきましょう!
プログラミングを『体験』しておくべき!
もくじ
使った無料サイト:「Progate」
「Progate」とは
「Progate」は、無料で始められる初心者向けプログラミング学習サイトです。全てブラウザ上でサクサク学習することができるので、ネットにつながるパソコンさえあればすぐに取り組むことができます。
また、興味に応じて様々なプログラミング言語のコースを選択できます。Webページ・アプリ・データ解析などなど、だいたいの「やってみたい!」は満たせます。
学習の流れ
やってみたい分野・言語を選んだら
- テキスト:イラスト中心のスライドで学ぶ
- 練習問題:実際にコードを書き、正解すれば次の単元へ
という順番で、どんどんレッスンをこなしていくだけです。小さなポイントごとに教科書を読んで、小テストに取り組むということを繰り返していくので飽きや理解できない難しさに悩まされることなくスイスイ学んでいくことができました。
全コースを受けるには、有料登録が必要
有料と言っても、月980円(税別)で全てのコースが学習し放題です。気合を入れて取り組めばプログラミングスクールと比べると破格で学習できます。
あえてデメリットを挙げるなら、解約すると慣れ親しんだスライドを見れなくなることくらいでしょうか。
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取り組んだ言語
HTML&CSS
ホームページのデザインなどの言語です。僕はこれらの言語を学ぶことで箇条書きなどは、コードで理解できるようになりました。
また、ちょっとした余白とかもコードで整理してるんだなと分かり、改めてワードプレス(本ブログを作っているソフト)のすばらしさを感じています。デザインを整えるブログテーマを1万円で買って導入しているのですが、自分で0から作り上げることを思えば本当に破格だなと思います。
Webページがどんな風にして作られているのかが分かったことも十分な成果ですが、それをセンス良く作り上げることがいかに大変か思い知らされたことは、もっと大きな収穫です。プログラマーの収入が高い理由が、例えるなら『有名な画家がたった10分で描いた絵』がとんでもない値段だったりすることと同じで、10分間作業する前に10年間の鍛錬があり、その『技術習得までにかかった時間に対して価値が発生している』のだなという風に実感することができました。
Ruby
Webやスマホのアプリを作ることができる言語です。Rubyを選んだのは、HTML&CSSはWebページ向けの言語だったので、アプリの言語も学んでみようと思ったからです。
2時間くらい学んでみてできるようになったのは、Excel関数みたいなコードを使って、条件ごとに分岐した処理を行なうことです。(難しく聞こえますが、具体的には点数が80点を超えているかどうかで ”よくできました” or ”がんばりましょう” のどちらかの文字が画面に表示される。というような簡単なプログラムです 笑)
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10時間やってみて思ったこと
背景:僕は、何も知らないど素人です。
僕は普段は病院で薬剤師をしています。一応、理系ではありますが知っているのは生物系の話ばかりで工学・理学の分野はほぼ分かりません。
しかも、はじめて自分のスマホとパソコンを持ったのは大学に入ってからで、もっぱらスマホしか触ってきませんでした。(パソコンは、大学の課題でOfficeを使う程度。)スマホも、ブラウザ・SNS・ゲームくらいにしか使ってきていないのでプログラミングの “プ” の字も知らない状態でした。
期待してたよりも楽しくなかった
率直に言うと…プログラミング、そんなにめちゃくちゃ「面白い!」って思えるものではないかなというのが感想です。(1年前くらいから、プログラミングのすばらしさとかを説明したブログやYOUTUBEをよく見ていて、ハードルが上がりすぎてただけかもしれませんが。)
プログラミングの強みの1つに、「資格が不要な専門職。」という点があると思います。やる気と実力さえあれば、半年くらいガッツリ勉強したらもう一端のプログラマーとして活躍できるみたいな、そういう何歳からの挑戦でも大丈夫なスピード感や一発逆転、手に職つける感がメリットだと。(これが薬剤師だと、大学に6年通って国家試験に合格しないといけないので、社会人になってから挑戦するのは正直気が遠くなりそうです 笑)
ただ、既に薬学という極めるべき分野を持っている僕としては、プログラミングも極めて仕事をとっていくっていうのはちょっと想像しにくかったですね。もちろん、 薬学×プログラミング で希少価値の高い人材になることも可能だとは思いますが、「とにかく薬学が好き!」っていうほどではないので…そっちのモチベーションも湧きませんでした。(単に、患者さんと話をして感謝されるのが好きな程度です。感謝されるなら、別に薬の話題でなくても良いですし。)
もちろん、プログラミングはつまらないと言うつもりはなくて、単純に僕の肌感とは合わなかったなという話です。
作りたいものがないので、身に入らない
プログラミングをやりたい気持ちがあったことは確かなのですが、プログラミング “で” やりたいことが何もないことに気が付きました。
つまり、技術的な意味で作ってみたいサイト・アプリが特にないということです。(本音では、自分で一生懸命作るより、すごい人が作っためっちゃ良い感じのやつを便利に使いたい 笑) 加えて、「お金稼ぎたい」や「プログラミング身につけて会社辞めたい」とか、もっと広い意味でもわざわざ “プログラミングで” 成し遂げたいことがありませんでした。
なので、プログラミングの学習をしていてもどこか他人事で、自分が使うことはないであろう知識を学んでいる感じを覚えました。(例えるなら、歴史の年号を暗記している感覚や、モテたくてギター買ったけど全然練習する気でないーみたいな感じに近かったです。)
知識0から、0.1くらいになったのは大きな価値
ただ、大きな価値としてはプログラミングの知識をほんのわずかでも知れたということです。特に、コードの意味をいくつか理解して、実際に自分で書いてみて、動かしてみた経験はとても良い経験でした。
興味がある人は全員「Progate」やってみた方がいい
向き不向きは、やってみないと分からない
僕は、(このブログを書いているように)1人で黙々とする作業が好きで、「自分にプログラミングは向いてるだろうなー」と思っていました。
でも、いざやってみたらなんか楽しくない。
たぶん、めっちゃできるようになれば楽しいんだろうけど、そもそもプログラミングを通じて叶えたい目標はありません。その状態で、プログラミング技術習得のための努力ができるわけないですよね。
仕組みが分かっていることは大切
プログラミングが詳しい人と話すとき、こちらが完全に知識0ではコミュニケーションにならないかもしれませんが、ちょっとでも知識があれば話しやすいはずです。
薬でも、『どれが血圧の薬なのかさえ把握していない人』と、『病気の成り立ち・薬の効き方までなんとなく知っている人』とではコミュニケーションの質に雲泥の差が生まれますから。
なので、あなたが「一回もプログラミングのコード書いたことない」「なんならコードって何??」って状態ならば、Progateでコードを書く経験をしてもいいんじゃないかなって思います。
最後に:興味を解消して、本当にやりたいことをしよう
プログラミングに興味を持っていてこの記事を読んでくださったのなら、少々がっかりさせる内容だったかもしれません。ただ、ちょっとやってみて僕にはプログラミングは少し合わなかったというだけなので、あなたがプログラミングに興味があるならば、とりあえずHTML&CSSを軽く1時間くらいさわってみるのがいいかと思います。
僕は、実際にプログラミングを学んでみたことで、「プログラミングはもう勉強しなくていいやー 笑」といい意味で吹っ切れることができました。”百聞は一見に如かず”、“百見は一体験に如かず”ですので、自分の心の中にまだ少しでもプログラミングへの興味があるなら、Progateで『体験』してみるのが良いのではないでしょうか。