こんにちは、風馬(ふうま)です。
通信講座(クレアール)を利用して、2020年11月に簿記3級に合格しました。
※僕はバリバリの理系(薬剤師)なので、簿記知識0からの学習です。
96/100点と、余裕で合格できました!(70点以上で合格)
この記事では、僕自身の実体験から
実際どれくらい勉強時間かかるの?
という疑問に答えます。
僕は今回、簿記3級を学ぶにあたって毎日の勉強時間をすべて記録しました。
ですので、紹介する勉強時間は実測値です。
僕が実際に簿記3級試験で使用した電卓はこちら。
簿記試験に必要なスペックの電卓はダサいのが多いですが、これはスタイリッシュなので気に入ってます。
※この記事での「簿記3級」は、日商簿記検定の3級のことです。
もくじ
[結論]簿記3級の勉強時間 ⇒ 計80時間
簿記3級にかかった勉強時間は
- 自宅学習:78時間
- 試験本番:2時間
の、計80時間でした。
自宅学習78時間の内訳は、ざっくり
- 70時間:全範囲を4周学んだ。
- 8時間:過去問を6回分解いた。
という感じですね。
70時間:全範囲を4周学ぶ
まずはざっと、全範囲を学んでみないと始まりません。
僕はクレアールの教材だけで勉強しましたが、ボリュームは十分でした。
70時間の中身は以下の通り。
- 動画講義 :15時間(30時間を倍速再生)
- テキスト :20時間
- 問題集 :21.5時間
- 問題集の解説動画:13.5時間(27時間を倍速再生)
この順に一通りこなすだけで、試験範囲を4周学習できました。
8時間:過去問を6回分解く
テキスト・問題集・動画講義を学習し終えたら、過去問を6回分解きました。
1回の制限時間は120分ですが、単に解くだけなら60分で十分です。
これに「答え合わせ」+「間違ったところの復習」をしたら、過去問1回あたり80分ほど。
つまり、
80分(解く60分+復習20分) × 6回分 = 8時間(480分)
という感じですね。
復習するとき、理解不足な所はテキストも見返しました。
本音を言うと、もう一回テキストを解き直したかったのですが、僕の場合では過去問6回分を解き終わったのが本番前日でした 笑
でも、過去問6回とも合格点以上(うち1回は満点)だったのでわりと適正な勉強時間かもですね。
78時間勉強した時点での体感は、
「合格点を取れる能力はあるけど、合格できる確信が持てない。」
そんな感じの不思議な気分でした。
2時間:試験本番を受ける
簿記3級の試験時間は120分なので、これまでの78時間を試験本番の2時間に出し切りました。
(試験終了10分前にケアレスミスに気付いたときにはめちゃくちゃ焦りましたが、なんとか96/100点を取れました!)
※2020年12月以降は、テストセンター形式が導入されて60分の試験も選べるようです。
正直、かなり羨ましいですね。
以上のように、簿記3級の学習には合計80時間かかりました。
勉強以外の時間も含めると、100時間くらいかも
以下にかかった時間は計っていないので、あくまで体感値ですが
- 簿記を学ぶべき理由の調査
- 通信講座の比較検討
- 電卓(試験持ち込み用)のリサーチ
などの時間も含めると、だいたい100時間くらいかもしれません。
簿記3級の勉強をしながら「こんなの学んで、本当に意味があるのかな?」と思い、何度か挫折しそうになりました。
その時は、簿記を学ぶメリットなどを検索したりと、勉強から脱線していましたね。
https://fuumalog.com/bookkeeping-uselessness/
ちなみに、僕が実際に簿記3級試験で使用した電卓はこちらです。
簿記試験に必要なスペックの電卓はダサいのが多いんですが、この電卓はわりとスタイリッシュなので気に入っています。
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僕の簿記3級学習のスケジュール感
ここまでで簿記3級の勉強には合計80時間かかったこと+その内訳を解説しました。
ただ、これだけでは具体的にどんなスケジュール感で勉強していくのかイメージしにくいと思うので、1日・1週間あたりどのくらい勉強していたかも紹介します。
1日の勉強時間:20分~4時間(0の日もあり)
1日あたりの勉強時間は、かなりムラがありました。
- 最長記録は、休日の4時間勉強。
- 平日は20分とかの日もザラにあった。
- 勉強しない日も週に2,3日あり。
この様に、週に数日は勉強しない日もありつつ、試験前2ヶ月間の勉強時間は1日あたり平均58分でした。
1週間の勉強時間:おおむね7時間
1日単位だとマチマチな勉強時間でしたが、週あたりでは7時間/週で安定していました。
正直、仕事もしながら毎日簿記の勉強をするのはキツイです。
なので、平日に勉強できなくても落ち込まずに、「週末にリカバリーすればいいや^^」と気楽に考えるのが継続のコツですね。
簿記3級学習スケジュールのまとめ:週7時間 × 3か月継続
[週7時間の勉強]×[3ヵ月継続]で、勉強時間は合計90時間になります。(僕は少しサボって80時間)
このくらいやれば、簿記3級合格を達成できるはず。
ただ、淡々と「毎日1時間勉強する」ってのはキツイので、大雑把に週7時間の勉強時間さえ確保できればOKですね。
※もしあなたが几帳面に、毎日勉強できるスーパーマンの場合
- 平日:30分
- 土日:2時間ちょい
という風に勉強するだけで、週7時間の勉強は達成できます。
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[注意]簿記2・3級のダブル受験はNG
「簿記2・3級はダブル合格可能!」って勧めている人もいますが、僕は「まず3級だけ受験」で良いと思います。
理由は以下の3つ
- 必要な勉強時間が4倍になる
- 簿記への向き不向きは、やってみるまで分からない
- 簿記3級だけでも、知識の基礎は固まった
理由1:必要な勉強時間が4倍になる
僕が簿記3級合格までにかかった勉強時間は80時間でした。
一般には、簿記に必要な勉強時間は
- 3級:100時間
- 2級:300時間
と言われています。
つまり簿記2・3級のダブル受験は、必要な勉強時間が4倍になるんですね。
僕は、簿記3級の勉強の[週7時間の勉強]×[3ヵ月継続]でも、わりと気力的にギリギリでした。
これがダブル受験なら[週28時間の勉強]×[3ヵ月継続]もしくは[週14時間の勉強]×[6ヵ月継続]というスケジュールに。
現役大学受験生の理想的な自己学習時間(授業除く)は、週40時間と言われてます。
つまり、社会人が週28時間の勉強をすれば、自由時間はほぼ消滅するんですね。
こんなのは「修行僧かな?」ってくらい、鋼のメンタルがないと実現不可能です。
※自由時間をすべて簿記学習に捧げる生活を数ヵ月続けられるなら、ダブル合格は可能です。
なので「簿記2・3級はダブル合格可能!」というのは、嘘ではないんですが…ぶっちゃけ茨の道ですね。
理由2:簿記への向き不向きは、やってみるまで分からない
簿記が楽しいかどうかは、勉強してみるまで分かりません。
僕は勉強する前は「簿記って楽しそう^^」と思っていました。
でも、3級学習を終えてみて「もうこれ以上、簿記の勉強はいいや…」と感じています。
3級の勉強だけでもうお腹いっぱいなので、会計に関することは学習終了の予定ですね。
一方で、簿記の問題を解くのが楽しくて、どんどん先に進んでいける人も存在するようです。
でも正直、自分に簿記が合うかなんて勉強をしてみるまでは分かりません。
なので、まずは3級だけ学んでみて、「簿記って楽しい、もっと学んでみたいな」って感じれば、2級にも挑戦すればOKかなと。
理由3:簿記3級だけでも、基礎知識は固まった(個人規模では十分)
簿記3級だけでも、かなり知識が身につきました。
具体的には、簿記3級を学んだことで自力で検索できる基礎知識ができたと感じています。
これ以上の知識は資格として勉強せずに、必要に応じてググればOKですね。
※逆に言えば、簿記3級レベルの知識が無かったこれまでの人生は損してたなと思います。
就職(株式会社の経理)に役立つのは簿記2級ですが、簿記3級は個人事業主の会計に役立ちます。
https://fuumalog.com/bookkeeping-uselessness/
まとめ:簿記3級は計80時間(週7時間 × 3ヶ月)で合格できました。
簿記3級の学習時間は、以下のポイントが理解できればOK
- トータル80時間でOK
- 具体的には[週7時間の勉強]を[3ヵ月継続]
- 勉強できない日があっても気にしない!
(週にトータル7時間を確保できれば大丈夫)
ただ、注意点として簿記2・3級のダブル受験はNGです。
- 必要な勉強時間が4倍(+250~300時間)になる
- 簿記への向き不向きは、やってみるまで分からない
- 簿記3級だけでも、基礎知識は固まった(個人規模では十分)
まずは3級から、小さく始めましょう。そんな感じ。
最後に、僕が利用した通信講座(クレアール)のリンクを貼っておきます。
無料で講義動画のサンプルDVDが申し込めるので、とりあえず資料請求だけしてはどうでしょうか。