『ウェットスーツには種類がたくさんある』
- 用途(ダイビング用、サーフィン用、トライアスロン・OWS用)
- 形(フルスーツ、ロングジョン/ワンピース、ツーピース)
用途と、自分の能力に合った形を選ぼう!
『初心者はレンタルがおすすめな理由』
- 初心者は、どれが自分に合うか分からない
- トレーニングで体形が変わる
- 使用頻度と値段と手間(要はコスパ)
『僕が実際に使ったレンタルウェットスーツ』
- 「ハイディア」のレンタルウェットスーツを利用した
- サイズ選びのやり方(失敗談あり)
- レンタルから返却までの流れ・料金
この記事で、ウェットスーツの基礎知識から実際にレンタルするところまで全部カバーできるようになっているので、ぜひ最後まで読んでいってください!
もくじ
ウェットスーツの種類
ウェットスーツは、用途・形ごとに数種類あります。
用途
- ダイビング用
- サーフィン用
- トライアスロン・OWS用
ダイビング用
ダイビングは、水中で長時間ゆったり活動するのに適した
- 耐久性・保温性は◎
- 競泳の動作は×
- 体を保護する目的から、フルスーツ(手首から足首まで)が一般的
つまり、すごく動きにくいけど、防御力は最強ってイメージ
ダイビング用のウェットスーツを、トライアスロン・OWSで使うのは絶対にNGです。
サーフィン用
ダイビング用よりかなりましですが、サーフィン用も「泳ぐ」のには不向きです。
もちろん、特徴としては
- 動きやすさ・ストレッチ性◎
- 肩まわりはパドリングに適した構造
なので、一見すると泳げそうな感じがするのですが、サーフィン用は
ストリームラインの姿勢を想定して作られていません。
つまり、腕が体の横にある時に一番いい感じになる作りなんですね。
(ムラサキスポーツの店員さんに教えてもらいました。)
サーフィン用は、近くのスポーツショップで売られていて手に入りやすいのですが、トライアスロン・OWS目的では選ばない方が良いですね。
トライアスロン・OWS用
まさに海で「泳ぐ」ことに特化して作られているウェットスーツです。
速く・楽に・安全に泳ぐために、
- 「保温」体温が奪われないようにする
- 「浮力」泳ぎの水中姿勢を保つ
- 「素材」水の抵抗を減らす
これらが重視され、体の部位ごとにウェットスーツの厚みも工夫されています。
検索では「OWS用」だと全然ヒットしないので、「トライアスロン用」で探しましょう。
形
形で大きく分けると、以下の2種類
- フルスーツ
- ロングジョン
さらに、それぞれで
- ワンピース
- ツーピース
があります。
フルスーツ
足首から手首まで、つまり長袖・長ズボンの範囲を覆うのがフルスーツです。
- 「保温」25℃以下の低水温でも安心
- 「浮力」腕まで浮力があるのでヘッドアップが楽になる
- 「値段」お高め(4,5万は当たり前)
長袖なので、腕をクラゲから守れる点も強み。
ただ、もともと競泳経験がある人には肩が回しにくくなるのがデメリット
もともとスイムフォームが特別キレイじゃないなら、フルスーツの恩恵をバッチリ受けれると思います。
ロングジョン
フルスーツの、上半身をタンクトップにしたのがロングジョンです。
つまり袖なしですね。
- 「保温」水温25℃以上でも熱さを感じにくい
- 「浮力」フルスーツより弱いが、足・体幹を支えるには十分
- 「値段」フルスーツより安い(3万未満とか)
腕が無防備になるのが若干心配ですが、ラッシュガードを着れば紫外線対策は大丈夫。
個人的には、肩や腕を回しやすいメリットが一番大きいですね。
ワンピース or ツーピース
フルスーツ・ロングジョンともに、
- 「ワンピース」上下つながっている
- 「ツーピース」ジャケット・パンツで分かれている
がありますが、基本ワンピースでOK
なぜなら、ワンピースの方が
- 水の抵抗が少ない(速く・楽に泳げる)
- 値段が安い
からです。
- 用途は「トライアスロン用」を選ぶ
- フルスーツ or ロングジョンは泳力次第
- ワンピースでOK
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初心者にはレンタルがおすすめな理由
- 初心者は、どれが自分に合うか分からない
- トレーニングで体形が変わる
- 使用頻度と値段と手間(要はコスパ)
別の言い方をすれば、
- 自分にとってどれがベストか分からないし
- そのベストなものもトレーニングによって変化するし
- 普通に高い(5万くらい)上に、寿命も短い(3,4年)
という感じですね。
初心者は、どれが自分に合うか分からない
トライアスロン用のウェットスーツを買うとしても
- どのメーカーが良いか
- 自分に合うサイズ感は
- 形は(フルスーツ or ロングジョン)
- 既製品 or オーダーメイド
- 生地の種類・厚み(mm)は
など、決めることが盛りだくさんです。
そして、初心者のうちはウェットスーツの良しあしや、自分が欲しい機能も分からないので、自分で考えて買う判断ができません。
最低限の知識・経験を積んでから買うのが無難ですね。
仮に10万以上する高級オーダーメイドを作っても、自分に合わなければ無価値です。
購入は、自分で判断する材料(知識・経験)を揃えてからでも遅くない!
トレーニングで体形が変わる
トレーニングを積んでいけば、筋肉が増えて脂肪が減ります。
つまり、体の各部位のサイズも変わるんですね。
特に、全くトレーニングをしていなかった人は顕著です。
僕は、トレーニング開始から3ヵ月でワイシャツを全て買い替えることになりました。
(肩回りがパツパツになったので…)
このように、初心者のうちは身体がトレーニングによって改造されていきます。
なのに、ジャストフィットなウェットスーツを買ってしまうと、すぐにサイズが合わないことに…
身体が発達すると、またウェットスーツを買い替える羽目になる。
使用頻度と値段と手間(要はコスパ)
あとは単純に、レンタルの方がコスパ◎なことが多いです。
ウェットスーツも、結局はゴムなので劣化します。
それなのに、買うと普通に高い(5万くらい)です。
これがレンタルだと、1回5,000円くらいで借りれます。
「じゃあ10回くらい使うなら購入がオトクね!」
って計算になるんですが、買って保有するとなると
- 吊るして保管するスペース(服とは別の場所で)
- 使用後の丁寧な手入れ(潮抜き、シャンプー・ソフナーなど)
といった、少なくない手間が掛かります。
一方で、レンタルだと
- 使うときに借りるだけだから邪魔にならない
- 使用後は簡単に水洗いして送り返すだけ(完全に乾いてなくてもOK)
なので、めちゃくちゃ楽でした。
この手間まで考えると、年間4回以上のレースに出るのを、今後数年は絶対に続ける予定なら、購入の方がコスパ◎かなってライン。
ガチ勢以外は、レンタルの方がトータルコスパ◎
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僕が実際に使ったレンタルウェットスーツ
- 「ハイディア」のレンタルウェットスーツを利用した
- サイズ選びのやり方(失敗談あり)
- レンタルから返却までの流れ・料金
「ハイディア」のレンタルウェットスーツを利用した
僕が使ったところは「ハイディア」のレンタルウェットスーツです。
- 「アイアンマンハワイワールドチャンピオンシップ(アイアンマントライアスロンの最高峰レース)」で2回トップ10入りした唯一の日本人
- 「全日本トライアスロン宮古島大会」で4回優勝
などの功績を持つ、日本最強のアイアンマンである宮塚英也さんの会社です。
サイズ選びのやり方(失敗談あり)
ハイディアのページにもサイズ表が載っており、ほぼ表の通りに選んだのですが、僕は失敗しました。
僕は身長・体重はXSの範囲内でしたが、胸囲だけ90cmだったのでXS,Sで迷って、最終的にXSを選んだのですが…
背中のファスナーを1人で上げれないほどパツパツでした。
丈が合っていても着れないと意味がないので、迷ったら胸囲を基準にしましょう。
また、胸囲を測るときは一番太い部分の脇のすぐ下あたりで測定するのが良いです。
正確には胸上囲ですね。
僕は胸囲90cmでも胸上囲92cmだったのもあり、胸囲85-90cmのウェットスーツが着れないという失敗をしました。
レンタルから返却までの流れ・料金
全体の流れは、ハイディアHPの図が分かりやすいので載せておきます。
返却の時は、送られてきたダンボールを再利用でOKですし、送り先住所が記入されたヤマトの送り状もついてきたので、かなりスムーズでした。
また、料金は7日間レンタルの4,900円と、返送時の送料(1,000円ほど)だけで済みました。
まとめ
OWS・トライアスロン初心者のウェットスーツについて
- ウェットスーツの種類(用途・形別)
- レンタルがおすすめな理由
- 僕が実際に使ったレンタルウェットスーツ
の観点で、解説しました。
まずは、「泳ぐ」ことに特化したウェットスーツの中から、自分の泳力に合わせた形(フルスーツ or ロングジョン)の物を選びましょう。
また、どのウェットスーツが自分に合うのか分からない初心者のうちは、レンタルがベスト。
※サイズ選びで迷ったら、胸上囲(脇のすぐ下の周囲)優先が、失敗しないコツ。
それでは、良いOWS・トライアスロンライフを!